よく、「転職の多い人はそれだけで転職に成功する確率が下がってしまう」「履歴書や職務経歴書を送った段階で、ふるいにかけられて落とされてしまう」といったことが言われているのですが、実際のところ人事担当者は「退職の理由」を重視してチェックしています。

 

 健康上の理由で退職した、ということが立て続いていたとしても、現在の健康状態に問題ない場合はそういった過去のことは過去の事として判断さくれる場合が多くなっていますし、「自己都合」で辞めたといった経験がほとんどない場合は、特に転職に支障が出ないのです。

 

 たとえば、東大法学部卒で、度重なるリストラによって転職を余儀なくされてきたAさんという方がいたとしましょう。彼は、名だたる企業に一年ずつ勤務していたのですが、どの会社もやむを得ないリストラによって彼を切り捨てることとなってしまいました。

 

 しかし、彼には「本当にデキる人でないと働けない企業」に少なくとも一年ずつは在籍しており、社会経験が全くない訳ではありませんし、クビではなくあくまでも「リストラ(会社都合)」なので、人事の人はむしろ「Aさんは仕事が出来る優秀な人だし、辛い経験もしているから根性がありそう。ぜひともうちで末永く才能を発揮し続けてほしい」といったことになるのです。

 

 退職は「自己都合」か「会社都合」かといった所で不利にもなり有利にもなるので、離職経験が多いこと自体はそれほど問題とは言いきれません。